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9.19 SAT
23:00 KICK OFF
2026-2027 チャレンジャー・プロ・リーグ 第6節
試合終了
KSKハッセルト
0
1
K.ベールスホットV.A.
【戦術分析】Hasselt 0-1 ベールスホット:後半のビルドアップ修正とアナスの決勝ヘディング弾でリーグ戦4連勝!苦しいアウェイで掴んだ勝ち点3
開幕から好調を維持する昇格組ハッセルトのアウェイに乗り込んだ第6節。ベールスホットは前線で存在感を示してきた主軸のイェレ・ヴォッセンが負傷離脱する苦しい台所事情に見舞われたものの、フォーメーション変更と後半のダイレクトプレーへの迅速な戦術修正が結実。アシスト王の輝きを見せるアナス・ハジ・モハメドの圧巻のヘディングシュートで1-0と競り勝ち、破竹のリーグ戦4連勝で首位の座をがっちり守り抜いた。
初期配置と試合のポイント
• ベールスホット(4-2-3-1): GKポープ。DFプラット(RSB)、ゴヴァース、ファン・デン・エイデン、アウドール(LSB)。ダブルボランチにファン・イーヌーとマッツ・リッツ(初先発)。トップ下に原口、右にD’マルジオ、左にアナス。1トップにヴラ。
• 試合のポイント: ヴォッセンの負傷離脱を受け、これまでの4-4-2から今季初の4-2-3-1へシフト。中盤の強度を高めるべくマッツ・リッツを初先発させてファン・イーヌーと並べ、原口を中央のトップ下に配してヴラの1トップをサポートする設計で臨んだ。
局面ごとの分析
【前半:相手のハイプレスに苦しんだショートパスビルドアップ】
立ち上がり15分間はボールを保持するものの、アタッキングサードでの決定力を欠く展開。ハッセルトは鋭いカウンターで脅威を与えると徐々に自信を深め、前線からのハイプレスを強化。
後方からのショートパスによるビルドアップを図るベールスホットに対し、ハッセルトの中盤でのフィジカルアプローチがハマり、自陣へ容易に侵入される時間が続いた。決定機こそ作らせなかったものの、ポゼッションを失ったまま0-0で折り返した。
【後半:ロングボール主体の「ダイレクト修正」とアナスの先制弾】
ハーフタイムを経て、チームはビルドアップの戦術を即座に修正。繋ぐ意識から、最前線で孤立気味だったヴラへロングボールを集めてセカンドボールを叩く「ダイレクトプレー」へシフトした。
これにより相手のハイプレスを無力化すると、49分のヴラの決定機を経て52分に試合が動く。ファン・イーヌーのCKから、現在ベルギー2部リーグのアシスト王として背中にゴールドの星があしらわれた特別仕様のユニフォームを纏うアナス・ハジ・モハメドが、圧倒的な最高到達点からヘディングシュートを叩き込む。アナスにとって記念すべきベルギーリーグ初ゴールが、チームに貴重な先制点(1-0)をもたらした。
【終盤:追加点を逃した後のリスク管理と薄氷の逃げ切り】
先制後はリズムを掴み、機動力を発揮するD’マルジオやヴラを起点に畳みかけるも、決定的な2点目を奪えず。70分以降は開き直ったハッセルトの猛攻を受ける展開となる。
75分にクラーエス(←原口)、79分にギャムフィ(←アウドール)とトシオ(←アナス)を投入して強度を維持。終盤には相手のボックス内での混戦から決定的なシュートを打たれるも、ミラン・ゴヴァースを中心に身体を張った粘り強いディフェンスでコースを限定し、無失点で1-0の勝利を守り切った。
総括・MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)
• MOM:アナス・ハジ・モハメド
現在リーグのアシスト王としてゴールドの星を背負う男が、この日は自らネットを揺らして待望のベルギーリーグ初ゴールを記録。攻守にミスのない安定したプレーを見せ、打点の高い圧巻のヘディングシュートでチームを4連勝へと導く決勝ゴールを奪い、MOMに相応しい躍動を見せた。
• キープレイヤー:ミラン・ゴヴァース / アーノルド・ヴラ / D’マルジオ・ライト=フィリップス
ゴヴァースは最終ラインで集中力を切らさず、相手の激しい攻勢に対して身体を張ったシュートブロックや危機管理で完封勝利の立役者となった。ヴラは相棒ヴォッセン不在の1トップで後半ロングボールのターゲットマンとして抜群のポストワークを見せ、戦術変更の要となった。D’マルジオは鋭い動き出しで相手守備陣に絶えず脅威を与え続けた。
主軸ヴォッセンの負傷離脱という試練に対し、思い切ったシステム変更(4-2-3-1)と後半の戦術微修正で見事に回答を出した一戦。
【代表ウィーク突入とカップ戦への展望】
リーグ戦は代表ウィーク突入に伴いここで一旦小休止となる。勝利の立役者となったアナス(チュニジアU-23代表)と最前線で身体を張ったヴラ(ウガンダ代表)が代表活動のためチームを一時離脱する中、チームは来週行われるカップ戦1回戦へと臨むことになる。負傷離脱のヴォッセンも含め攻撃陣の核を欠く状況となるが、控え選手の台頭や戦術のさらなる底上げを図り、一発勝負のカップ戦をいかに乗り切るか、チーム全体の総合力が試される重要な一戦となりそうだ。